日本とのつながり6〜流通網〜

日清戦争で日本が勝利し、下関条約で清国は4港を開港した。この4港の中に重慶や沙市といった都市が含まれていた。 学生の時は特に気にしていなかったが、社会人になってどちらの都市も内陸に位置していることが気になった。 「こんな内陸の都市に港があるの…

日本とのつながり5〜変革〜

ヨーロッパでルネサンスが起こった時、中心が神から人間へと移った。 人間は理性的に自然を観察し、発見を通じて科学を発展させた。自然の原理原則の発見はやがて、テクノロジーに結びついた。 それはやがて産業革命を生み出す。 そして、これは政治体制とし…

日本とのつながり4〜水道橋〜

スペインの首都マドリード北部のセゴビア旧市街には、ローマ水道橋がある。 圧巻の姿だ。 古代ローマ人が花崗岩を積み上げて作ったもので、よく今まで崩れずに立っているものだと感心させられる。 ローマ人の建築技術の高さを窺わせる文化遺産だ。 水道橋と…

日本とのつながり3〜水の都〜

コロナウィルス感染拡大による観光客減少の影響で、イタリアのヴェネチアの運河は美しさを取り戻しつつあると話題になっていますね。 ヴェネチアは文化遺産の登録基準6個を全て満たす世界遺産です。 水の流れは人間が本能的に豊かさを感じるものなのかもしれ…

日本とのつながり2〜富士山〜

富士山は日本だけでなく世界でも有名で、世界遺産にも登録されている山である。 しかし、富士山が自然遺産としてではなく、文化遺産として登録されていることを知っているだろうか。 意外に思う人も多いかもしれない。富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」と…

日本とのつながり1

コロナウィルスの感染拡大によって人の移動が止まり、企業の活動が鈍る中、グローバル化の流れが寸断されつつある。 しかし、これからの国際社会において世界が連携しないと解決が不可能であろう問題は山積している。 環境問題のように多くの時間が残されて…

勉強を楽しくする方法100〜一歩踏み出そう〜

勉強は全てを網羅できる類のものではない。 人生には限りがある。 しかし、希望もまたそこにある。 今、目標に対して届いていなかったとしても、今日から継続すればきっと変われる。 凡人でも素人でも、スタートさえ切れれば変身させてくれるのが勉強だ。 勉…

勉強を楽しくする方法99〜量のトレーニンング〜

世界史検定1級にずっと合格できず、結局何年間も受け続けた。ある講演会に行った時に、「どうやったら合格しますかね?」と尋ねたところ、一言「圧倒的な量をこなしなさい。」と言われた。 最近、昔のテレビ番組のアーカイブを見て、漫画の神様手塚治虫の仕…

勉強を楽しくする方法98〜刺激を伴うインプットを〜

知識や情報は人に伝え、共有することで自分にとっても、他者にとっても価値を最大化できる。そういう意味で、勉強の出口としてアウトプットは常に念頭におかなくてはならない。しかし、だからといってインプットがなおざりになっていいわけではない。インプ…

勉強を楽しくする方法93〜書いたことが実現する〜

noteに投稿を継続する上で、気づいたことがある。それは、今までのアウトプットの量が不足していたことと、*書いていることが自分を成長させていくということ*だ。 インプットばかりをしていた日常から、アウトプットが伴う日常に変わると、普段から気づいた…

勉強を楽しくする方法97〜笑顔〜

一人で勉強していて、笑顔になることは少ない。そのかわりに驚いたり、「これは使えそうだ」と確信することはよくある。試験に合格すると、達成感も得られる。実際に一人で勉強して獲得する知識は、とても価値のあるものだ。しかし、実際にはもっと応用でき…

勉強を楽しくする方法96〜アウトプット習慣の確立〜

勉強はインプットに集中しがちですが、アウトプットして見えてくることもあります。そして、それが一番良い勉強法になるのです。よく言われるように「人に教える」のは最も良い勉強法です。なぜなら、相手の反応によって自分の理解度を確認できるからです。 …

勉強を楽しくする方法95〜時間×知恵〜

一人でできることなんてたかが知れている。 世の中を見渡してみれば分かる通り、休日でもスーパーは開店し、電車は運行している。 スーパーには商品が運び込まれ、電車には乗客が乗り込む。 商品は流通網を介して運ばれてきた。 そこにも、また他の誰かの働…

勉強を楽しくする方法94〜複眼思考〜

フレームをたくさん持ってみる。 様々な角度から物事を眺めるために、スキルや知識を身につける。 ドライな言い方をすると、道具を獲得するということだ。 たとえば、データサイエンティストのスキルを身につけて、データ処理に関する知見を培う。 そうすれ…

#勉強を楽しくする方法92〜自分自身の成長〜

自分自身の人間としての成長を知るためには、自分自身で自分を評価するということが重要となる。 評価というのは、客観的基準をもとに他者から得るものだと思われがちだ。確かにその側面はある。自己評価というものは、自己の狭い視野から行われる可能性があ…

勉強を楽しくする方法91〜明治時代〜

勉強を楽しくする方法〜明治時代〜日本の幕末から明治時代という期間は、後世に世界を驚かせる時代になったのではないかと思います。 日本が成し遂げた急速な近代化の痕跡は、明治期の産業革命遺産群として世界遺産に登録されるほどです。 廃藩置県一つとっ…

勉強が楽しくなる方法90〜別の角度から光を当てる〜

人それぞれ得意分野があると思います。普通の人よりは詳しい分野というものが誰しもあるでしょう。そして、その分野は知らず知らずのうちに、私たちの「ものの見方」を構成しています。 私であれば、日本史や世界史が好きなので、どうしてもそのフレームで物…

勉強を楽しくする方法89〜この国〜

『シン・ニホン』(安宅和人)を読んで、発奮した。それは単なる興奮で終わらない。終わらせたくない、という思いがあった。 このバブル崩壊以降の日本経済で好景気だという実感を、肌で感じた覚えがない。 そして、衰退という呪縛の下、日本という船は暗い…

勉強を楽しくする方法88〜発問力〜

これからの時代、発問する力がより重要になってくると直感しています。 「それは例えばアルバート・アインシュタインが少年のよう自分に尋ねた質問 だ。『もし光線の上に乗って飛んだら何が見えるだろう?』この質問が相対 性理論や原子力時代を導き出した。…

勉強を楽しくする方法87〜相互交流〜

勉強して知識がついたら次、何をすればいいか。ずっとその知識を持っていてもいいのですが、できれば活用した方が自分のためにも、人のためにも役立っていいのではないのでしょうか。 勉強し続けて知識を蓄えても、それをどこかでアウトプットして、生活に溶…

勉強を楽しくする方法86〜選択の対象〜

今の時代に勉強をしようと思い立った時に、昔と比べて私たちが圧倒的に優位に立っていることがあります。 それは選択の対象が圧倒的に豊富だということです。 勉強の方法を膨大なバリエーションの中から選ぶことができる。もちろん、選択肢が多ければいいと…

勉強を楽しする方法85〜万人がつながることについて〜

様々な本を読むと、これからは所有の時代から共有の時代に入っていくというフレーズとよく出会う。 言われているだけでなく、西野亮廣さんのように実際にその前提でアイデアを出して、行動している人も実際にいる。 インターネットやクラウドの発展がどのよ…

勉強を楽しくする方法84〜知恵を授かる〜

読書を行う意味はどういったところにあるのだろう?読書では知識や情報は当然得られるし、著者の独特の表現や巧みな言い回しについて学べる。そして、何といっても著者の知恵を学ぶことができる。これが大きい。 知恵とは知識や情報とは異なる。知恵の実態は…

勉強を楽しくする方法83〜変革意識〜

ものの本を読むと、人生100年時代の到来とともに常識や倫理の変更がこれから起こって来るという。 当然、それに応じて自分も変化が必要になる。現状維持したいなら、変化せよ。環境が変化するのであれば、自分も変化しなければ現状維持はできない。 移行期間…

勉強を楽しくする方法81〜時間をかける〜

命あっての物種と言います。 ことと次第にはよりますが、約束の時間に遅れるよりも、安全に目的地に着くことの方が大切なことです。 命を落とすよりも、優先されることはないでしょう。 交通事故を起こさないために、どうすれば良いか。 それは安全に注意し…

勉強を楽しくする方法80〜タイミング〜

時間というものは有限。 まとまった時間ができたならば、今がチャンス。 いつかやる、という人の「いつか」はなかなかやって来ない。 今やる気があって、このタイミングがベストと思って動いてみることが大切だったりする。 単なる勘ではなく、それなりの準…

勉強を楽しくする方法80〜能力開発〜

『LIFE SHIFT (ライフ・シフト)ー100年時代の人生戦略ー』にもあるように、人生100年時代という言葉が叫ばれるようになってきました。 一つの企業に一生安泰でいることができない可能性の方が高い。 一つの企業が、自分が生きている間ずっと存在し続ける保…

勉強を楽しくする方法79〜戦略を練る〜

最近のコロナショックの影響を受け、ピンチが続く中、私はいつになくSNSやニュースなどで情報を収集するようになった。 それは、自分の生活のルーティンを崩してまで取り組むようになった 情報を収集する際には、質のバランスを重視した。 世の中には、コロ…

勉強を楽しくする方法78〜パズルのピース〜

何か一つのパズルのピースをはめ込むことで全体像がはっきりすることがある。 あるいは何か一つのきっかけが好循環を生み出したり、自信がついたりすることもある。 それが、たとえ気にも留めてなかったピースだったとしても、全然重視していなかった出来事…

勉強を楽しくする方法78〜『21Lessons』〜

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『21Lessons』を読んで感じた2つのことを書いていきたい。 1つは学ぶ姿勢の重要性、もう1つが自分を知ることの重要性である。 現代社会は情報で溢れている。 一つのニュースのことを調べようと思えば、いろんな分野の知識が必要で…