勉強を楽しする方法85〜万人がつながることについて〜

様々な本を読むと、これからは所有の時代から共有の時代に入っていくというフレーズとよく出会う。

 

 

言われているだけでなく、西野亮廣さんのように実際にその前提でアイデアを出して、行動している人も実際にいる。

 

 

インターネットやクラウドの発展がどのように私たちの生活を変えていくのだろう。

 

 

もう実際に起きている現象から考えてみよう。

 

 

まず、間違いなく共有の流れを私たちは辿っている。

 

 

 

美味しいものをレストランに食べにいくのではなく、インスタ映えと称して、「イイね!」を稼げる写真を求めてレストランに行く。

 

 

この行動は、自分の身に起きている出来事を他人と共有することで、評価を得たいという欲求に裏打ちされている。

 

 

今や、誰もがYouTubeという個人のテレビ局を持てる時代となった。

それは、肩書きや経歴に関係なく、面白い動画を提供して評価を得るというモデルであり、一攫千金も夢ではない市場が広がっている。

もちろん、プロもアマもなく、プロモーションのノウハウも含めた完全なる実力勝負と化し、業界としては飛ぶ鳥を落とす勢いでテレビを猛追している。

 

 

もはや、情報を得る手段として私はYouTubeで識者の意見を聞き、ニュースアプリで十分目的を達成できるといった印象さえあり、テレビ業界で何が起こっているのかをあまり詳しく知らないでいる。

 

 

それでも、昨日のNHKのユヴァル・ノア・ハラリ氏がコロナ社会に言及する番組は見て、勉強させてもらったけれど。

しかし、YouTubeの方に傾きがちなのは事実だ。

 

 

動画配信サービスでは月額定額制のサブスクリプションモデルで、ネットフリックスの躍進が目覚ましい。

 

 

一方、音楽配信の世界ではもはやCDを買う時代が自分の中では終わってしまった感があり、特定のアーティストだけでなく全部のアーティストの音楽を網羅することさえ夢ではなくなりつつある。

Spotifyという驚異的なアプリが登場し、音楽市場を変えてしまっていたりする。

 

 

 

 

私たちはもはや、自分が持っていなくていい。

 

 

使いたい時、取り出したい時に、その瞬間に「ある」かどうかが問題だ。

 

 

車も服も住居でさえも、そうなりつつある。

 

 

何でもシェアする。

 

 

その瞬間に服や車が用意され、使った後は洗濯や給油をせずに返却し、また翌日新しいものが届く。

最短時間で、欲しい時に。

そんな未来社会は遠くないのかもしれない。

 

 

この時代はどんな流れにつながっているのか。

 

 

 

少なくても、みんなが必ずしもお金という報酬を求めてはいないということ。

みんなが大事にしているのは、自分というストーリーへの評価であったり、他社のストーリーへの貢献だったりする。

 

 

そのため、気持ちにスイッチさえ入れば、無料で動く。

無報酬で人のために、働いてでも貢献したい、という思いが強くなる。

その思いが共鳴して、アマチュアもプロも労働力を結集して、かつてない規模でマンパワーが動き出す。

 

 

 

世界中で一つのプロジェクトのために協力しつつ、時には競いつつ、一つの文章をみんなで編集して内容を高めていくということができる。

 

楽器の演奏を素人が投稿して、それをテクノロジーを使って編集し、その情報を誰かと共有し、その投稿を誰かが分類することで次の誰かが使いやすくなるという循環が生まれつつある。

 

こんな時代がかつてこの地球上で存在しただろうか。

 

少なくても賃金労働者だけの働きでは、実現できないスケールだ。

 

 

少なくても万人の労力動員の一つの大きな障壁として、国家という壁が存在した。

 

 

しかし、インターネットはその壁を軽々突破し、本当の地球市民を創り出すかもしれない。

 

 

そんな世界にワクワクし、そこで生み出されるプロダクトと出会いたい。

 

 

そして、自分もその良き構成員の一人となれるように、精一杯勉強し、自己を高めていこうと思う。